売却が先になるケース
- 住宅ローンの残債がある場合
- 現在の住まいの売却代金を住宅ローンの完済に充てる必要がある場合、売却を先にしないと新居購入のローンが組めないことがある。
- 資金計画を明確にしたい場合
- 売却価格が確定してから次の物件を探せるので、無理のない予算で新居購入が可能。
- 「いくらで売れるか分からない」という不安をなくし、計画的に住み替えできる。
- 売却資金を購入資金に流用したい場合
- 売却後に得た資金を新居の購入資金に使うことで、次の住宅ローンの返済が楽になる。
- 市場の動向を見極めたい場合
- 現在の家の市場価格を確認し、売却が想定より難しければ、住み替え自体を見直すこともできる
売却が先のメリット
- 資金計画が明確になる
→ 売却額が確定してから新居を探すため、予算オーバーのリスクが少ない。 - 二重ローンの負担がない
→ 新居購入前に住宅ローンを完済できるため、ローンの重複が発生しない。 - 余裕を持った価格設定が可能
→ 「早く売らなきゃ」というプレッシャーがなく、希望価格で売却しやすい。
売却が先のデメリットと注意点
- 次の住まいが決まるまで仮住まいが必要場合がある
→ 賃貸を一時的に借りると、引っ越しが2回発生し、費用も増える。 - 希望の物件がすぐに見つからない可能性
→ 売却が済んでから探すため、理想の物件を見逃すことも。 - 住み替えのタイミングを調整しにくい
→ 売却と購入のスケジュール管理が難しく、余裕をもった計画が必要。
結論
住替えの際は、「価格を優先するのか」「物件(条件)を優先するのか」を決める必要があります。
不動産購入では、以下の3つの条件を全て満たす物件はほぼ存在しません。
- 価格(予算内で購入できるか)
- 広さ(家族構成に合った広さか)
- 立地(駅近・利便性・環境)
このため、「どの条件を妥協できるか」を事前に決めておくことが大切です。
例えば、駅近優先で広さを多少妥協する、広さを優先するなら駅からの距離を許容する、といった決断が必要になります。
家族としっかり話し合い、妥協点を明確にしておくことで、スムーズに住み替えが進みます。
また、売却先行の場合は、自宅がいくらで売れるかが最大のポイントとなりますので、ご自宅が高く売れるケースをだけを考えるのではなく、思った金額で売れない場合も考慮して、しっかりと資金計画が大切になってきます。